11/30(月)被災者体験談                      「真希子ママの大震災お話し会」

今年度最後の講演会です。

 

講師の大竹真希子さんは、福島県田村市で被災され、当時1歳と小学4年生のお嬢さんお二人と一緒に過酷な避難所生活を過ごされました。

放射能汚染の心配もあり、子どもたちの健康を第一に考え、現在浜松で生活されています。

 

震災を経験し、「ともかく、子どもたちを守らなければ…」と必死で身に付けた高度なサバイバル力。

お話しを伺いながら、我が家の備えや、災害に対する心構えを一緒に見直してみませんか?

 

今回、撮影をしてくださった萩原毅さん、ありがとうございました。

参加者からの質問に対する答え

Q1 夏に避難する場合、気をつけることは何でしょうか?

A 衛生面です。熱中症とか物資(食糧)が入ってくるまでの間、その後も充分な水分が取れるかどうか…

 

Q2 600kmという距離の浜松に避難してきてから、大変なことはありましたか?

A 子育ては大変でした。その他、地名の読み方が分からず、困りました。

 

Q3 子供用のオムツやミルク、離乳食、衣類等の物資は、届かないことが多いのでしょう   か? 

A 必ずしも届くとは限りません。届く場合もあるけど、サイズが違う時もあります。

 

Q4 親族からなどの宅配便や小包みなどは届くの?

A 速達も届きました。地域によっては届かない時もあります。

 

Q5 車の中にも非常用の袋を用意したいと思うのですが、高温になることを考えるとどんな食べ物を入れたら良いですか?

A 私は、自分のバックの中に入れて常に持ち歩いていますよ。

 

Q6 浜松までは、どのようにして避難してきたのですか?交通手段や荷物など…

A 自分の車で避難しました。荷物は避難所に持って行った物だけです。

 

Q7 避難所にはどのくらいいたのですか?

A 震災後、5日間くらいは自宅にいましたが、食べ物がなくなったので避難所に行きまし  た。子どもの学校のこともあったので、新学期にまにあうように4/3に浜松へ向かい  ました。避難所にいたのは、3/16くらいから4/2までの18日間です。

 

Q8海の近くに住んでいるので、津波について教えてください。

A 津波警報ばかりが流れました。漁師さんは波を見て津波が来るのが分かっていたみた いです。昔からの言い伝えを聞くことが大切だと思いました。