平成28年度磐田市協働のまちづくり提案事業「いわた防災ママプロジェクト」
ぜったい役立つ!ママの防災力UP講座
ベビー&キッズファミリーの避難所体験会 開催報告
今日のタイムスケジュール。
ぎっしりママたちが知りたいこと、やりたいことを盛り込みました。
参加者は、19家族58名(ママとパパ、おじいちゃん28名・子ども(1歳児〜小4年30名)
スタッフは、中学年ボランティアも含め25名。
講師は、いわた減災ネットワーク連絡会の皆さんです。
受付では、自分が住んでいる地域の指定避難所をチェック!
分からない人は、防災ファイルで調べてもらいました。
その後、自分たちが避難する場所名が書いてあるスペースへ移動。
ここで、4つのグループに分かれました。
まずは、危機管理課神村さんから小さな子どもがいる家族向けの災害時アドバイスを聞きました。
その後は、グループワークで自己紹介。
そして、各自持参した避難バックの中身を紹介しあいました。
いろいろな物が入っています。
みんな、重たいバックを持ち、子どもを抱えて駐車場から歩いてくるだけでも大変だったね。
次は、磐田市女性防災クラブの木村さんからママの避難バックに入れておくと役立つ防災グッズの紹介。
子ども用のスプーン、フォーク、ストローなど実際の避難所では大人用しか配付されないので、必ず入れておこうね。
子ども用のリュックも用意しよう!
オムツや着替えの他に音の出ないオモチャ(お絵書き道具や折り紙)も入っていました。
子どもコーナーでは、紙芝居や新聞紙スリッパ作りなど…中学生ボランティアが優しく遊んでくれました。
休憩時間には、ポリ袋に少量の水を入れ濡れタオル作りを体験して、子どもたちの汗を拭きました。
第2部は、ペットの防災についてのお話しです。
どうぶつ共生防災ネットワーク磐田支部の久永さんから、「ペットは同行避難ができるけれど、家族と一緒に体育館の中には入れません。一緒にいたいのだったらテントを用意しておこうね。そして必ずゲージや餌を持って避難しましょう」と教えてもらいました。
子どもたちは、「いくら可愛いいワンちゃんでも、いきなり触ると噛まれたり、威嚇されたり、怖い思いをすることもあるから飼い主さんがいない時は、触らないようにしようね」と教えてもらいました。
それから、絵本「はなちゃんの はやあるき はやあるき」を読んでくださいました。
被災地で実際にあったお話しです。どうぞ、図書館でみかけたら読んでみてね。
次は、災害時のトイレのお話し。
災害ボランティアコーディネーター チーム豊田の松山さんがいろんな手作りトイレを持ってきて紹介してくれました。
段ボールと新聞紙で簡単なトイレができます。
子どもの尿量(一日分)は、1ml × 体重(kg)× 24(時間)で計算できますよ。
テントがあるとプライバシーを守りながら排泄できて安心。
「えへへ…ぼく、これが気に入った!」
段ボールと牛乳パックで作ったトイレ。
隣の水色はバケツを利用したトイレ。
ペットボトルだってOK!
いざとなったら、何でもトイレになっちゃうね!
次は、ボーイスカウト磐田第6団の原さんによる段ボールで作ったついたての紹介。
このついたて、テープを使わず段ボールに切り込みを入れて組み合わせてある優れもの。
ついたての中には、テントとテーブル、イスなどアウトドアグッズが配置され「隠れ家みたいでステキ!」と中学生に人気でした。
それから「自然の中での体験が災害時にとっても役立つ。親は危ないからとナイフや火を子どもから遠ざけるのではなく、正しい使い方を教えて使いこなせる人に育てよう!」とメッセージをくださいました。
第2部最後はにじいろタッチケアの望月さん(参加者&スタッフ)が、子どもの心のケアに役立つタッチケアを伝授してくれました。
みんなにっこにこ♬とっても気持ちよさそう♪
ベビーちゃんだけじゃなくて小学生も楽しんでいましたよ。
ママたちには、鎖骨中央の下をゆっくりタッピングして、パニックや不安、恐怖を和らげ落ち着くことができるセルフケアを教えてくれました。
第3部は、非常食試食会です。
まず、アルファ米の戻し方を教わりました。
そして、各自家から持参した非常食を食べる準備。
「お湯を注いで自分のスペースまで戻る、これだけでも子どもがいるとすご〜く大変だった」と感想に書いてくれたママがいました。
あと、「缶詰めの汁の処分に困った〜!」という声も上がりました。
体育館の中で食べる非常食の味はどうだったかな?
私たちスタッフもカレーピラフや五目ご飯など食べてみましたが、味が濃くて「う〜ん」なかなか自分の好みにあった物を見つけるのは大変だなと感じました。
この試食会は、味と量、そして食べやすさをチェックしてもらうのが狙いです。
私たちからは、乾物を利用したパッククッキング、切り干し大根のサラダとひじきと大豆と味付けフレークの和え物を紹介。皆の前で作って試食してもらいました。
お腹が満たされたら、次は身近な物を使った応急手当法の紹介です。
切り傷、擦り傷には、ラップを使うラップ療法。
傷口を洗うのには水が一番!お茶でも代用できますが、ジュースのような糖分が入っているものでは傷の治りが悪くなるそうですよ。
骨折時は、折り畳み傘や雑誌、新聞紙を添え木の代わりにし、ストッキングやネクタイなど紐状の物でしばります。
腕をつるす場合は、レジ袋を利用。
何でもあるもので、できちゃうんですね。
やっぱり、一番のお薬はママの手と優しい声かけなのかな?
その後、私たちから「身を守るための3つのお話し」。
1.原子力災害対策(UPZ圏と安定ヨウ素剤っ知っていますか?)
2.性犯罪から身を守ろう!
3.家族で地域の防災訓練に参加しよう!
地域とつながることは減災につながります。
最後は、あべちゃんによる「わらべうたベビーマッサージ」
「母さん、お肩をたたきましょ〜♬」の歌に合わせて、背中をなでたり、タッピングしたり…
ひとりでに繋がってこんなステキな風景になりました。
最後は、み〜んな笑顔で終われて良かったね。
15時から19時までの長時間お疲れさまでした〜♥