講演会アンケートに寄せられた質問に対する答えを報告します

Q弁護士さんなどに相談するにはどうすればいいの?
A無料で、いつでもなんでも相談できる「法テラス」(浜松市中区) があります。

  災害時には無料法律相談窓口が開設されたり、避難所を巡回してくれます。


Q関東から四国、九州にまで及ぶような大規模災害になった時、罹災証明はどうなるの?
Aおそらく被害調査までに時間がかると思います。証拠の写真をたくさん撮っておくと良 いでしょう。建築士などの専門家の勉強会もしてみると良いと思います。


Q罹災証明書が発行される前は、どう対応するの?
Aとにかく現状維持が必要です。やむを得ず片づけなどしなければならない時は、上記の質問回答と同じ処置をしてください。


Q災害時のクッキングについて教えて!
Aまずはローリングストック(買い置き)が重要です。それに対応できるように七輪と炭やカセットコンロなどの備蓄が必要です。期限切れの水を捨てずに利用することもできます。


Q住宅、車、リフォーム、太陽光などもリフォームも債務整理の対象になるの?
Aその人の、これからの生活がどうなるか?安定した収入が得られるか?などによって全額が債務整理になるとは限りません。毎月の支払額を減らし、期間を延ばすことや、利息の%を下げることや、支払期間を一時止めて3年、5年など繰り下げての支払方法など銀行と相談して決められます。

 とにかく、必ず相談することが大切です。相談していないと即時全額支払いなどの督促をされますので、注意が必要です。

 

Q火災保険のスペシャリストの話を聞きたいな…

A保険の話だけで2時間くらい必要になります。別件で呼んでいただくか、現在加入している保険代理店などに聞いてみると良いでしょう。

 

Q罹災証明の程度で具体的にどんな減税、支援になるのですか?

A罹災程度によって大きく違いがある支援もあります。全壊、大規模半壊、半壊などによっても違います。被災者再建支援法、義援金、免税、公共料金など様々な支援がありますが、すべて罹災程度で変わります。

 

Q災害発生時避難所へ持っていく金額は、どの位がいいのですか?

A日頃からタンス預金は危険なので、高齢者以外の人は、あまり現金を持っていないと思います。その中でも、銀行に口座があることが自分で分かっていれば10万円まで銀行で払い出してくれます。もちろん、印鑑や通帳があれば自由ですが、避難所は盗難が多いので、あまり高額を持っていない方がいいと思います。

 

Qキャッシュフローの作り方を知りたいです。

Aライフプランに合わせて、自分で予算を立てて作る場合は、難しいので日本FP協会のホームページを参考にしてみると良いでしょう。

 

以上、落合講師からの回答です。参考にしてくださいね!

 

<罹災証明について>

Q調査時、家にいなかった場合、調査したことをどうやって知ることができるのですか?

A大規模災害で多数の被災家屋が発生した場合は、第1次調査として、建物の傾き、屋根、基礎、壁の損傷状況など、建物の外から見える部分を調査員が目視で確認し、損害割合を算定したうえで被害の程度を判定します。第1次調査では、内部への立ち入りはしませんので、住民の方の立会は不要です。

 また、調査時に在宅であった場合、お声掛けさせていただくこともありますが、第1次調査では依頼があっても内部までの調査は行いません。