H27.11.19「防災ピクニック®inうさぎ山」報告

今日は、市内のうさぎ山公園で実施しました。

 

携帯トイレや非常食、買ってすぐに非常持ち出し袋に詰め込んでいませんか?

でも、これだと「いざ」という時、使いにくくて困った…、味付けが好みに合わなくて…なんてことになるかも…

だからまず、家族や自分に合う物かどうか試してみることが大切ですよね〜。

でも、ただ試すんじゃ面白くない。

どうせだったら、災害時により近い環境、不便な自然の中で試してみよう!

それも、楽しくやりたいね!

ということで、防災ピクニック®に挑戦です。

 

今日は、みんなで非常時のおやつの試食とレスキューホイッスルを吹く体験をします。

それから、でこぼこの道やちょっぴり暗い道を歩いたり、泥だらけになったり、寒かったりも体験。自然の中では、防災に役立つ体験がいっぱいできるね。

 

家族やお友達と自然を楽しみながら、災害時の備えを充実していけます。

あなたも気軽にやってみてね!

 

今回は、「みんなでうさぎ山を楽しむ会」さんが毎月開催している「あおぞらおさんぽ会」と一緒に開催させていただきました。

 

防災に関心のある人、自然遊びを求めてきた人が一緒になって、防災のことも自然遊びも体験できる1回で2度オイシイ講座になりました。

 

 小雨が降る中、10ヶ月〜3才2ヶ月のお子さん18名、親17名(ママ16名、パパ1名)合計35名の参加でした。

 

皆さん、意識が高く「災害はいつ起こるか分からないから、こんな天気の日にできて良かった」と言ってもらえました。ありがとう!!

 山ちゃん指導で軽く準備体操をして身体をほぐし、まずは、高根山古墳への登り口に向けて出発です。

 

「滑りやすいから気をつけてね!」

「ペンギンさんのように、ぺたぺた歩くと滑りにくいよ」と、うさぎ山のスタッフさんからアドバイスが出ます。

こんな、細い山道を登ります。木の根が張り出しているでこぼこの道。

 

山に入って行く時、うさぎ山のねこちゃんが「中は雨が降ってないから、傘はいらないよ〜!」と声をかけてくれました。

大きな木が傘のかわりをしてくれるのね。

 

葉っぱが雨のしずくでキラキラ。自生の千両があちこちに生えていて、赤や黄色の実をつけていました。

 

「いつもは、こんな道だと怖がって、すぐ私に抱っこなのに、今日は自分で歩いてる!ビックリ!!」とお母さん。皆につられて歩けちゃったんだね。エライ!エライ!

これな〜んだ?

そう!シイの実です。

 

歩きながら子どもたちは、葉っぱや虫(なぜかカブトムシの幼虫が、地面の上に寝ころんでいました)、木の実やキノコなどを見たり、触ったり…五感を目一杯働かせていました。
自然の中には、気付きがたくさんあり、体験したことは全て防災に役立ちそうですね。

山の上の児童遊園について、グループ分けゲームをしたら、おやつタイム。


この日のおやつは非常食おやつとして炒り大豆、おしゃぶり昆布、レーズン、切り干し大根を用意

しました。


素材の美味しさ、優しい甘さ、噛みしめることを体験して欲しくて選んだおやつです。


「切り干し大根を生で食べるのは初めて〜!美味しい!!」とママたちからも声が上がりました。
子どもたちも、ポリポリ、むしゃむしゃ食べてたね。美味しかったでしょ?

おやつの後は、ダンゴ虫のポーズの練習。
地震が起きた時、自分を守るポーズです。


小さく、丸まって頭を手で守ります。

カバンやリュックがあれば、頭に乗せてもいいね!


上手にできたかな?こんなポーズを遊びの中に取り入れていくといいね

それから、レスキューホイッスル体験。
最初は上手く吹けなかった子も、数回練習すると、みんな上手に吹けるようになりました。

その後は、子どもとママに別れて、子どもはどんぐり遊びに出発!シイの実、いっぱ〜い拾ったんだって!良かったね。

ママたちには、ミニミニ防災講座を聞いてもらいました。

被災しても住める家作り、ご近所さんと仲良くなること、ママバックに常備したい防災グッズ、

原子力災害に備えること、非常食のお話し…短い時間でしたが、「分かりやすかった」という感想がもらえて良かったです。

最後は、うさぎ山のたまちゃんによる絵本の読み聞かせ。

 

楽しかったピクニックも、これでおしまい。今度は、家族やお友達と一緒にやってみてね!

 

今日の模様は、11/25(水)18:15〜19:00 SBSのイブニングアイの中で放映される予定だそうです。ご覧下さいね〜!

 

※「防災ピクニック」は、NPO法人MAMA-PLUGの登録商標です。

  参考図書「防災ピクニックが子どもを守る!」