第1回10/20(火)「ナチュラルママの防災術」
講師:防災士・元ホールアース自然学校スタッフ 東山浩子さん
会場:田原交流センター 1F 視聴覚室&中庭
参加者20名 スタッフ6名 ボランティア2名(磐田市女性防災クラブ・静岡薪会いわた)
行政(危機管理課1名、市民活動推進課2名) 合計31名
講師の東山浩子さんは、はるばる由比から来てくれました。早朝からありがとう!!
小学生のお嬢さんがいるお母さんです。
富士山青木ケ原樹海を案内できるというスーパーアウトドア派の女性。
今日もかっこいい!!
まずは、浩子さんが普段持ち歩くアウトドアグッズを紹介しながら「災害時に迷わない 普段からの備え」を伝授してもらいました。
アウトドアグッズは、コンパクトで機能性に優れています。ライフラインのないところで役立つ様に作られているので防災で活躍するだけでなく、普段の生活にも非常に便利です。
一番のお勧めは、このレインポンチョ。
雨が降ってきた時はもちろん、防寒着として、赤ちゃんの授乳時、そして携帯トイレ で身を隠します。シートにもなります。セパレーツでないので、スカートでもOK。特に女子には大活躍だそうです。
色が付いていて、透けないタイプ、少し長め、 身頃はゆったり長め、軽くて¥2000以上の物を選ぶといいそうですよ!
リュックを背負ったままでも着脱できます。
お次は、手拭いです。
タオルと違って濡らしてもすぐに乾くし、かさばらない、このように頭に巻いてもいいし、 裂いて紐、止血、漉す、包む、 ちょこっと縫えば吾妻袋にもなりますね。
最近は、おしゃれな日本手拭いがたくさん出ています。
一押しは、これ!
何だと思いますか?
ライトなのです。
LEDのヘッドランプ。
すっごくコンパクトだけど高性能。
これは使用しなければ電池が10年持ち、1m防水。
赤色ランプもついてるの。
リュックもそうですが、「両手があく」というのが重要です。
夜道を歩く時、夜間トイレに起きる時、耳掃除の時というように、普段から使い慣れましょう。防災用でしまっておくのはもったいないです。
まだまだ、こんなにたくさんの物がリュックから出てきてビックリ!
浩子さんのお話の次は、災害時のクッキング実習です。
参加者にお家にある野菜を2種類持ってきてもらいました。
これを使って、今日はお味噌汁を作ります。
各グループでどの野菜を使うか3分間話し合って、決めてもらいました。
不便さを体験してもらうため、今日の調理器具はピーラーとキッチンばさみだけです。
お芋などは、ホイルに包んで焼くのもOK!
次は、炊飯です。
今日は、パッククッキングと言って、ポリ袋の中にお米と水を入れ、空気を抜きながら袋の口を結んで、それを茹でてご飯を作ります。
米0.5合に対して水は120cc(カレーライスなら100ccでもOK)皆、真剣です。
さぁ、ここまで準備ができたら外へ出て、火おこしを始めますよ!
浩子さんによる火のお話。
「オール電化が進み、子どもが火に触れる機会が減っています。「危ないから」と言って、遠ざけていたら、火を扱うことができない大人になってしまうかも…。「いざ」と言う時、それじゃ、困りますね。利便性と危険性を知ることで、事故や大災害を防ぎます。万一の時に対処できます。マッチを使い火を育てて、火の性質を知り、火との付き合い方がわかるような場を作ってあげましょう。」
<火おこしのポイント>
1.赤ちゃん(細い木&小さい炎)から、段々大きく育てる。
2.熱を分散させない 火がつきかけの時、移動させると火力が衰えて消える。
3.空気を送る 隙間があくように並べる。空気道を確保。
各グループ、無事に火おこし完了!
これから、炊飯、お味噌汁作りです。
託児に預けていた子たちも一緒に、楽しく試食time!
ご飯も美味しく、炊けました。
お味噌汁は、最後にちょこっと削りガツオを入れただけでしたが、お野菜からいい味が出ていました。
ホイル包みは、サツマイモやじゃがいもの他に人参、玉ネギ、ナスなどいろいろ…
炭になっちゃった物もあったけれど、美味しかったね。みんな、大満足!!
この後、浩子さんから「子どもを守る」お話
「大切なことは、大人も子どもも、「自分で考え、判断し、行動する力をつける」ことです。災害では、何もかもが想定外になります。自然体験が、五感を刺激・研ぎ澄ますとともに、その力を養ってくれるのです。
自分のいのちを守ることができなければ、子どもも守れません」
簡易トイレの組み立てをして、お部屋に戻り、おまけのお話、そしてアンケートを記入し13:30に無事終了!!
皆さん、お疲れさまでした。
また、アウトドアクッキングやりましょう。